暗号資産用語集 / Glossary Of Crypto / A

Web3.0や暗号資産関連のニュースが日々出ていますが、正直分からない用語が多い方も多いかと思います。そのような方向けにアルファベット別の用語集を作成させて頂きました。

Web3.0用語集 / Glossary Of Crypto / A

用語意味詳細解説
※準備中
関連リンク先
Addressesアドレス暗号通貨がブロックチェーン上のどこに位置するかを識別するためのアドレス。コインの所有者データが保存され、取引される際に変更が登録される場所です。アドレスは暗号通貨によって異なりますが、通常は30文字以上の文字列となっています。
AFKエーエフケーAway From Keyboardの略。オンラインゲーム中に席を外している状態のこと。
AirdropエアドロップBlockchain projectが、TokenやCoinをコミュニティに対して無償で配布するイベントのこと。
Air gappingエアギャッピングセキュリティ強化のために、デジタル情報や機械を不正なアクセスから隔離しておくこと。
Altcoinアルトコインビットコインの代替となるあらゆる暗号通貨。(例:Ethereum)


Alchemyアルケミー
Alchemyは、企業がブロックチェーン・インフラを自社で管理する手間をかけずに、スケーラブルな分散型アプリケーションを構築するための開発者向けプラットフォームです。アルケミーのソフトウェアツールは、主にイーサリアムブロックチェーン上の暗号アプリケーションのスケールを支援するためのキットを提供しています。
アルケミーが提供しているのは、Flow, Polygon, Arbitrum, and Optimismなど、他のブロックチェーンも含まれます。Augur, Cryptokitties, Kyber, Radar Relay, OpenSea, Axie Inifinityといったブロックチェーンの多くのプロジェクトがAlchemyのインフラで動作しています。
同社は、スタンフォード大学を卒業後、Google, Microsoft, Facebook, Pinterest, Google, LinkedInなどのテクノロジー企業でコンピューターサイエンスやエンジニアリングに携わっていたNikil ViswanathanとJoseph Lauによって2017年に設立されました。
こちらをクリックリンク先


Andreessen Horowitzアンドリーセン・ホロウィッツ
2009年にマーク・アンドリーセンとベン・ホロウィッツによって設立されたベンチャーキャピタル会社。本社はカリフォルニア州メンロパーク。主な投資先はアーリーステージの新興企業と既存の成長企業。モバイル、ゲーム、ソーシャル、eコマース、教育、企業向けIT(クラウドコンピューティング、セキュリティ、SaaS) が主な投資領域になります。
Facebook、Twitter、Lyft、Slackなど次々と有名企業への投資を行い、a16zが投資したスタートアップ企業は必ず成功すると言われているのほどの世界トップクラスのベンチャーキャピタルです。
a16zが創業してから10年目の2019年3月、「VCなのに、VCを辞める」というコンセプトを打ち出しました。これまでのVCの免許では仮想通貨になかなか手を出すことができないため、VCとしての免許を放棄し、「登録投資顧問(RIA)」という金融企業にすることで仮想通貨への投資を行う方針へと舵を切りました。
また、仮想通貨業界にも多く投資する米大手ベンチャーキャピタル「アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)」は2022年1月7日、「より良いインターネットを構築する方法」として、世界各国政府がWeb3.0関連の法整備に取り組む際に基盤とすべき原則を提案した。
「Web3の未来を築く世界のリーダーのための10の原則」と題した同提言の共同執筆者は、a16zの政策担当責任者であるT10omicah Tillemann氏。同氏は世界経済フォーラムの第四次産業革命評議会のメンバーであり、グローバル・ブロックチェーン・ビジネス評議会の議長を務めている。
2021年は、世界中でかなりの数の政府関係者がWeb3.0の可能性を認識し始めた「分岐点となる年」とTillemann氏は指摘。今年は世界のリーダーの多くが、Web3.0を導入するための規制の枠組み作りに取り組むことになると予測している。
a16zは、リスクを軽減しつつWeb3.0の恩恵をもたらすために各国政府が実行すべき指針を以下の10項目にまとめた。これらの指針は、様々な世界の当局者への聞き取り調査と「公共部門、民間部門、市民社会の関係者との議論」を通して生まれたものだという。
参照:10 Principles for World leaders Shaping the Future of Web3
1.分散型のデジタルインフラを発展させるための明確なビジョンを確立する
2.ガバナンスと規制に「複数の利害関係者」アプローチを導入する
3.様々なWeb3.0活動に対し、対象を絞り、リスク調整がなされた監視体制を構築する
4.複数要素を結びつける構成方法、オープンソースのコード、開かれたコミュニティの力でイノベーションを促進する
5.イノベーション経済がもたらす経済的利益へのアクセスを拡大する
6.自律分散型組織(DAO)の可能性を切り開く
7.持続可能な社会の実現に向けたWeb3.0の展開
8.金融包摂とイノベーションにおいて、十分に規制されたステーブルコインの役割を受け入れる
9.世界各国と連携し、規格や規制の枠組みを調和させる
10.デジタル資産の報告に関して明確かつ公正な税制を提供するとともに、税務コンプライアンスのための技術的ソリューションを活用する
こちらをクリックリンク先
AMLエーエムエルマネーロンダリングの略。テロ資金調達、詐欺などの金融犯罪を阻止するために世界各国の政府が採用している法的枠組み「アンチ・マネー・ロンダリング」。
AMMエーエムエムAutomated Market Makers(AMMs) の略。一部のDEXは、CEXのオーダーマッチングシステムやオーダーブックの代わりに、AMM(自動マーケットメイカー)と呼ばれる自律的なプロトコルを採用しています。AMMとは、自律的な取引メカニズムのことで、全てのDEXを動かす自動化されたマーケットメイカーです。簡単に言えば、中央集権的な取引所や関連するマーケットメイキング技術を必要とせずに、スマートコントラクトを用いて、ユーザーが自分のウォレット(個人が秘密鍵を管理するウォレット)から直接取引を開始できます。より詳細に説明すると、ユーザーは通貨のペア(ETH/DAI、USDC/ETHなど)で構成されている流動性プールに、自分の通貨を預ける事で、流動性プール内にある通貨と交換できます。
つまり、スマートコントラクトが用いられた流動性プールに対して取引を行え、AMMでは、誰でも流動性提供者になることができます。自動化されたマーケットメーカー(AMM)は、分散型金融(DeFi)エコシステムの一部である。AMMは、従来の買い手と売り手の市場ではなく、流動性プールを利用することで、デジタル資産を無許可かつ自動で取引することを可能にします。AMMのユーザーは流動性プールに暗号トークンを供給し、その価格は一定の数式によって決定されます。流動性プールは様々な目的に合わせて最適化することができ、DeFiエコシステムにおいて重要な手段であることが証明されています。


Animoca Brandsアニモカブランズ
2015年にYat Siuによって設立された香港に拠点を置くモバイルゲーム会社。同社は、無料のゲームやアプリを開発し販売している。所有する著名なゲームは以下の通り。
The Sandbox
・Power Rangers: Legacy Wars, Power Rangers: Battle for the Grid
・Projection: First Light
Animoca Brandsは、ゲームやアプリケーションのライセンス供与も行っている。The Addams Family, Atari, Care Bears, Fan Controlled Football, Formula E, Manchester City FC, MotoGP, Snoop Dogg, Wonder Park, the WWE等のライセンスを取得している。
また、Animoca Brandsは暗号通貨関連企業の中で、OpenSeaやCryptoKitties等の持ち株を保有している。
こちらをクリックリンク先


Arbitrumアービトラム
Arbitrum(ARB)は、Offchain Labsが開発した、コストとレイテンシーを劇的に削減するEthereumスケーリングソリューションです。「optimistic rollup」として、ArbitrumはEthereumのセキュリティを損なうことなく、アプリケーションを瞬時にスケーリングし、コスト削減と容量増加を実現する事ができます。
主な特徴は以下の通り。
Trustless security:Ethereumに根ざしたセキュリティであり、いかなる当事者もLayer2の結果を正しく保証することができる。
Compatibility with Ethereum:修正されていないEVMコントラクト、修正されていないEthereumトランザクションの実行が可能。
Scalability:コントラクトの計算と保存をメインのEthereumチェーンから切り離すことで、より高いスループットを可能にする。
Minimum cost:システムの L1 ガスフットプリントを最小化するよう設計されており、トランザクションごとのコストを最小化することが可能。
こちらをクリックリンク先


Astar Networkアスターネットワーク
Astar Networkは、異なるチェーンを相互接続できるPolkadot(ポルカドット)のハブとして活動し、WEB 3.0を実現させることを目標としたプロジェクトです。2021年12月には、世界で3番目にPolkadotのパラチェーンと接続を完了させ、本格的に稼働を開始しました。
日本人の渡辺創太氏がCEOを務めているStake Technologies(在:シンガポール)がプロジェクトを進めているパブリックブロックチェーンとして、国内外で高い注目を集めています。
Astar Networkは、Substrateチェーンを元に開発されています。Substrateチェーンは、ブロックチェーンのカスタムを行うための開発キットのことで、テンプレート化されたシステムを組み合わせることで独自のブロックチェーンを簡単に作ることができます。
Astar Networkは、Substrateフレームワークをベースにした相互運用可能なブロックチェーンで、Polkadotエコシステム内のdAppsのハブとなっています。Astar Networkは、Polkadotにある100枠しかないパラチェーンの1枠を獲得し世界で3番目にパラチェーン接続を行いました。Polkadotと接続することでBTCやETHなど、Polkadotに直接接続することのできないブロックチェーンの接続を可能とします。
こちらをクリックリンク先
51% attack51%攻撃51% 攻撃とは悪意のあるグループまたは個人により、ネットワーク全体の採掘速度の 51%(50% 以上)を支配し、不正な取引を行うことです。ひとつのノードが全体の計算能力の過半数を支配すると、(1)不正な取引の正当化 (2) 正当な取引の拒否 (3) 採掘の独占を行うことが可能となります。現在 51% 攻撃に対する有効な対策はありません。
攻撃者は 51% 攻撃を行ったとしても期待値以上の利益を得ることがないことを知っているためノードは 51% 攻撃を行わないと考えられています。51% 攻撃の脅威により、Bitcoinの安全性が確保できないため、ビットコインの価値が下がる。攻撃者は価値が下がったビットコインを不正に得ても利益につながらないので攻撃は行われないとされているからです。かつ通常、50% 以上の採掘速度を確保するのは非常に高コストであるため、現実的には難しいとされています。しかしながら 2013 年 12 月には、Ghash.ioというBitcoinのマイニングプールの採掘速度が 50% を超えそうになり、この 51% 攻撃が大きな話題となってBitcoinの値も下がりました。
51% attack protection51%攻撃
プロテクション
いくつかの暗号通貨が実装している保護メカニズムで、総ハッシュパワーの50%以上が1つの実体として一緒に働く必要があります(攻撃者はさらに多くのリソースと時間を必要とするので難しくなる)。または、この閾値が100%を下回る場合、少なくとも66%が送信前にすべての取引に同意しなければならないという追加のセーフガード機能を持っております。
ATHエーティーエイチAll-Time Highの略。当該資産の歴史上の最高値。


Avalancheアバランチ
Avalancheは、2018年5月16日にTeam Rocketという匿名のグループによってIPFSリンクで公開されたホワイトペーパーにて初めてリリースされました。その後、コーネル大学のEmin Gun Sirer教授は、プロトコルの公表とともに、ホワイトペーパーのいくつかの分析、およびコンテキスト部分でTeam Rocketを支援しました。Avalancheはコンセンサスメカニズムであるため、ブロックチェーンや暗号通貨システムの周囲で分散コンセンサスを得るために、Proof of stakeやProof of workといった様々な手法と共に使用することができます。
Avalancheのイノベーションは、通常の1つのブロックチェーンではなく、3つのブロックチェーンで構成されていることです。各ブロックチェーンは、1つのチェーンがすべてを行うのではなく、より広いAvalancheエコシステム内のタスクに特化しています。異なるチェーンにタスクを分散させることで、アバランチのプラットフォームを俊敏に保ち、ブロックチェーンの特徴である分散化、セキュリティ、スケーラビリティを実現する事を可能にしています。
こちらをクリックリンク先


Axie Infinityアクシーインフィニティ
Axie Infinityは、Sky Mavisがブロックチェーン上に構築したオンラインゲームプラットフォームです。プレイしながら稼ぐことが出来るPlay to Earn(P2E)分野の代表格です。2018年にAleksander Leonard Larsen氏とTrung Nguyen氏によって設立されました。
このゲームでは、プレイヤーはアクシーと呼ばれるさまざまなデジタルペットを集め、アクシーの世界で育てたり、戦わせたり、他のプレイヤーと交換したりすることができる。もともとこのゲームは、有名なゲーム「ポケモン」にインスパイアされたものです。
ゲーム内で使用される主なトークンは2つです。「Axie Infinity Shards(AXS)」と「Smooth Love Potions(SLP)」です。
AXSはこのゲームのネイティブガバナンストークンで、AXSの保有者はAxieの分散型コミュニティの一員となり、プラットフォームの開発の発展と統治に寄与します。AXSとSLPはどちらもイーサリアムネットワーク上で取引可能なERC-20トークンですが、AXSトークンは新しいアクシーの育成に使用されます。Token Terminalのデータによると、2021年初頭に、Axie Infinityは30日間で9000万米ドル近い収益を上げることができた。これらの収益については、95%がプレイヤーがNFTと関連するトークンを所有していたため、プレイヤーに残りました。
こちらをクリックリンク先


Azukiアズキ
アズキはNFTコレクションです。2022年1月12日、ロサンゼルス在住の30代の男性5人組が、「Azuki」と呼ばれるアニメ調のキャラクターの8700点のNFTを売り出しました。1点あたり3400ドルのコレクションは3分で完売し、2900万ドル以上の収益を叩き出しました。その数日後には、さらに200万ドル分がプライベート・オファリングで販売され、合計の売上は3100万ドル(約36億円)に達しました。AzukiのNFTは、その後OpenSeaなどの主要なマーケットプレイスで取引され、2月11日までの4週間の総取引ボリュームは約3億ドルに達しています。こちらをクリックリンク先
a16zAndreessen Horowitzの略称。リンク先

タイトルとURLをコピーしました